
肛門腺摘出
肛門腺造影
慢性化した肛門腺炎により片側は拡大し、感染からくる発熱や悪臭および疼痛などQOLが著しく低下した状態でした。
肛門腺造影
慢性化した肛門腺炎により片側は拡大し、感染からくる発熱や悪臭および疼痛などQOLが著しく低下した状態でした。
摘出後は長期的な薬の投与も必要なくなりました。
もちろん肛門腺しぼりは必要ありません。定期的な肛門腺のケアは大切です。
無菌性大腿骨頭壊死症
小型の若齢犬に多く、外科的治療が最優先となります。
無菌性大腿骨頭壊死症
大腿骨頭は変形壊死を起こし、慢性経過を辿ったため、骨盤側の変形も強かった症例です。
無菌性大腿骨頭壊死症
疼痛から患肢を使っていなかったため、筋肉量に明らかな差が認められましたが、骨頭切除術後は運動量とともに筋肉量も増加してきました。
前腕骨(橈尺骨)遠位骨折
整形外科領域でも癒合不全や癒合遅延といった骨の治癒過程でのトラブルが非常に多い部位です。
プレートとスクリューを使用した強固な内固定術を実施。
石灰化した椎間板物質が脊髄を圧迫し後躯麻痺を起こしていました。
仮想内視鏡モードで脊柱管を覗きました。
3Dサジタルでも石灰化した椎間板物質が、脊柱管内に逸脱しているのが認められます。
ドリルで椎骨に骨孔を作成し、神経フックにて椎間板物質を摘出しているところです。
椎間板ヘルニアの術後は、脊椎への負担軽減のためオーダーメイドのコルセットを装着します。
両側性の膝蓋骨内方脱臼により持続した跛行がありました。しかし、飼い主様は足の異常に気づいておらず、ワクチン接種時に判明しそのまま手術となりました。小型犬に多いトラブルですので、獣医師に触診してもらうだけでもおおよその異常は見つけられるハズです。